ヨシタケシンスケさんの絵本 りんごかもしれない 他

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哲学的な思考を身につけられる・・・かもしれない、ヨシタケシンスケさんの絵本をご紹介します。
おすすめの年齢は5歳から。

まずは最新作のこちらから。男の子に大うけです。

*おしっこちょっぴりもれたろう【作:ヨシタケシンスケ】

いつもちょっぴりもれちゃって、パンツに染みができちゃう。でもじきに乾くから平気さ♪と出かけていくもれたろう。
こんな風にちょっぴりもれちゃうのは僕だけじゃないはず!と、困った顔の子に会うたび声を掛けていくのですが、みんな違う悩みのようです。
僕と同じような子はいないのか・・・なんてちょっぴり残念に思っていたら、意外と身近な人がもれたろうだった!?

自分だってたまにもれたろうなくせに、笑いながら読んでいる長男(6歳)。教科書の宿題である音読もそうなのですが、自分で読むのがあまり好きではなく、本もすぐ私に読んでとせがむので、絵本の読み聞かせのしすぎもよくないんだろうかと悩んだりしていたのですが、この本はよく自発的に読んでいます。
やっぱりこういう下ネタ系・・・って言っていいのか分かりませんが、子ども(とくに男子)は好きですね。


*りんごかもしれない

【作:ヨシタケシンスケ】

男の子が学校から帰ってくると、テーブルの上に置いてる1個のりんご。まるくて赤くて何の変哲もない・・・・ような気がするけど、本当に絶対そうって言いきれる?

なんでも疑ってみる
この絵本こそまさに哲学のはじまりとでもいいましょうか、テーブルの上に何気なく置いてあるりんごをみて
(むむ・・・これはだだのりんごではないかもしれないぞ)
と疑念を抱くところから始まります。1個のりんごに壮大な想像をする事によって、いろんな可能性を見出していくお話です。

***
小学生の頃、カレンダーを見て日付を確認したところで、ふと考え込んだことがあります。
今日ってほんとうにこの日なのかな?この日がこの日であると誰が決めたんだろう?
いや、西暦は昔のお偉い方々が考て決めたのだから、日付は間違えないか・・・いやいや、そういうことではなくて。
もしかして誰かに今日が今日であると思い込まされているかもしれないし、昨日以前の記憶はもしかしたら何らかの力によって書き換えられていて
本当は全然違う事を体験していたかもしれない・・・

みたいな、答えのない考えを、いったん頭に巡らせ始めると止まりませんでした。
映画でいうと「マトリックス」のような話ですかね。

絵本の中だけでなく、表紙から裏表紙までがまるで科学実験本のように、りんごについて考えられています。
どんな事でも一度様々な角度がら捉えて仮説を立ててみることで、見えてくる景色は全然違ったものになります。疑い深い子になってほしいわけではないけれど、子どもには視野の広がる考え方を身に付けてほしいですね。


続いてはこちら。最近息子(6歳)がはまっていて、毎晩開いている絵本です。

*ぼくのニセモノをつくるには

【作:ヨシタケ シンスケ】

あらすじ
ロボットを1体購入したけんた君。自分の身代わりにして、面倒な事はなんでもやってもらおうという算段です。ところがロボットは、「身代わりになるためにはけんた君の事を色々知らないと無理だ」というので、自分はどういう人間なのかという事を、詳しく説明しなればならなくなりました。
いくつか答えるもののなかなか納得してくれないロボットにつられ、どんどん掘り下げて自分を語るけんた君。

結局余計に面倒な事になってしまったわけですが、考えれば考えるほど自分でも気づかなかった色んな面が見えてきます。
最後のオチはクスっと笑えますよ。

誰もが一度は考えた事があるのではないでしょうか。「あ~自分の代わりがいたらな」と。こちらのヨシタケさんの絵本も、物事を色んな角度から見てみると言う事に着目されています。
それも面白おかしく書かれているので、読んでいても全然疲れないどころか、色々考えさせられるのになんだか楽しい気持ちになってくるのです。
***
特にこの本で私が気に入っているのは、「人間は一人一人形の違う木である」というシーン。たくさんの人の頭からいろんな種類の木が生えている場面です。
基本コンプレックスだらけな私でも、もっと自信を持ってもいいんじゃないか?とか、人にどう思われてるかって些細な事なんだな、と思えたり、本当にたくさんの気付きがあります。


*ふまんがあります

【作:ヨシタケシンスケ】

ふくれっつらの女の子。何やらお父さんに抗議したい事があるようです。

「何でいつも大人はいいのに、子どもはだめなの?」そう子供に聞かれたら、なんと答えますか?

「大人はもう大きいからいいの」「大人は自分で仕事して稼いだお金だからいいの」

私だったら大まじめにこんな返答をして終わりですが、この絵本のお父さんは違います。
大人だけ好き嫌いしていい理由も、子供だけ早く寝ないといけない理由も面白おかしくて、自分が子供だったらこんな風に返事をしてくれるお父さんの事、大好きになるだろうなって思いました。
そして最後娘に一杯食わされるところも、憎めないお父さんです。


*りゆうがあります【作:ヨシタケシンスケ】

鼻をほじったり爪をかんだり。思わず注意したくなる子供の癖、ありますよね。でもそれもこれも全部、何か理由があるとしたら・・・?

嘘でもこれだけしっかり理由を考えてくれるならまぁいいかって許せちゃいそうです。
いつも子供にガミガミ怒ってしまうなと思ったら、この絵本を読むとなんだか怒るのもくだらない気がして、いつもより穏やかに接する事ができるかもしれませんよ。


*もうぬげない

【作:ヨシタケシンスケ】

自分でやる!っていうくせにできないとグズる。そんな時期ありますよね。初めてこの絵本を読んだときはおかしくってゲラゲラ笑ってしまったのですが、どんなピンチな状況でもこの絵本の子のようにポジティブシンキングであってほしいなと思います。

*なつみはなんにでもなれる

【作:ヨシタケシンスケ】

お母さんになぞなぞをだす女の子。身体全体を使っての「これなんでしょう?」クイズ。
面倒くさそうなお母さんとなつみちゃんの、日常に溢れる育児の面白さに気づかせてくれる1冊。


*つまんないつまんない
【作:ヨシタケシンスケ】

「つまんない。」「ひまー。」幼稚園の年長さん辺りから、たまに聞かされるこの台詞。
「毎日毎日おもしろい事なんかないの」
「予定がない日だってあるんだからね」

毎回いらっとしながらこんな風に答えていたのですが。ヨシタケさん、この「つまんない」を掘り下げまくって面白いかもしれないと思わせてくれる絵本を出版してくださいました。
最近は「つまんない」の言葉が出たらこの絵本を開いたり、つまんない事について子供と考えだしたりして、つまんなくない時間を過ごしています。

芸術的な絵や文章を楽しむ絵本とは一味違い、「これって絵本と言えるの?」という意見もありますが、ヨシタケさんの絵本は大人もはまる人が多いのではないかと思います。
読み返す度に、新しい自分が見えてきますよ。

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