絵本大賞 オニのサラリーマンとは

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本屋さんでのアンケート結果を基に集計され、決定されるMOE絵本屋さん大賞。
その8位に堂々と輝いたこちらの絵本をご紹介します。

オニのサラリーマン

【作・富安 陽子 絵・大島 妙子】


「わし おにでんねん すんまへん」

主人公のオニガワラさんと家族に同僚、みーんなこてこての関西弁です。味のある絵とお話が癖になります.

あらすじ

さぁ、今日もオニのサラリーマンの1日が始まりました。
オニガワラさんは愛妻弁当を持ち、朝から子供達がお土産をせがんできても「給料前やからあかん」と一蹴。
バスで職場へ到着すると、社長である閻魔大王がお目見えです。
今日の担当は血の池地獄での見張り番です。
同僚に羨ましがられるほど楽な持ち場のようですが、愛妻弁当を食べ終わったら、いつのまにかこっくりこっくり寝てしまいました。

そして何やら騒がしくて目が覚めると、極楽の方から糸が垂れ下がってきていて、亡者達がそれを利用して必死にそこから逃げようとしているではありませんか。

慌てるオニガワラさん、帰り際に閻魔大王様からこってり絞られます。
へこむオニガワラさんは屋台で一杯ひっかけ、千鳥足で帰っていくのでした。


どちらかというと大人がはまる絵本なのかな、という印象を持ちましたが5歳の長男は大喜び。
「鬼でんねん読んで~」と持ってきます。
関西人になりきってしまうと、読む方もかなり楽しませてもらえます。
よくドラマとかアニメで関西弁の役どころやキャラクターってでてきますが、誇張しすぎて違和感があったりするのですが、絵本でここまで関西っぽさを出してもらえると逆に気持ちの良いほどです。

オニガワラさんの関西人ぶり


1.子供達にも平気でお金を理由にして断る
朝から「おとうちゃん、お土産買ってきて!」と子供達におねだりされると
「あかんあかん、給料日前や!」とあっさり却下。
一般的には「お誕生日でもないのに・・・」とか「また今度ね」と濁しそうな場面。
そこに何の躊躇もなく本音をさらけ出すオニガワラさん。
「お仕事頑張ってね!」に「勉強頑張りや」と返すのもお決まりですね。

2.バス停で噂話
知り合いの家で赤ちゃんが生まれた話を振られると
「知ってる知ってる!」と自分もどれだけその情報を知っているかひけらかしたいオニガワラさん。

3.愛妻弁当を素直に喜ぶ
誰も聞いてないのに「さすがかあちゃん!」と
大好きな目玉焼きの入ったお弁当を手放しで喜ぶ愛妻家のオニガワラさん。

4.息子の宿題を愚痴る
昨晩どうやら子供が学校から出されていた宿題を手伝ったらしいオニガワラさん。
問題の内容が不服だったのか「ややこしい宿題・・・」とぼやいています。

5.突然のハプニングにも関西人らしさが
自分の過失によって騒動を起こしてしまったオニガワラさん。典型的に慌てた後、よく分からない理由でその場を収めようとするオニガワラさん。

6.失敗は飲んで忘れる
仕事に失敗してへこむオニガワラさん。帰りの屋台で一杯引っ掛ける事に。
落ち込んだ時はとにかく飲んで忘れる!それこそ明るく陽気な関西人!

最後に・・・


世間でよく言われる関西人のイメージがぎっしり詰め込まれた、人情味溢れるオニガワラさん。
主人公は鬼だし職場の設定が地獄なので一見怖そうに見える絵本なのですが、オニガワラさんのおかげで何度読んでも笑ってしまいます。地獄に落ちるのもそんなに悪くないかも!?
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