偏食、好き嫌いの多い子に*たべてあげる

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*たべてあげる

【作:ふくべ あきひろ 絵:おおの こうへい】

*あらすじ

好き嫌いの多いりょうた君。ある日嫌いなピーマンが食卓にあがり、食べたくないと駄々をこねていると、その隣になぜか、コップの後ろに隠れられるぐらいの、小さなりょうたくんが出没します。
そして嫌いなピーマンを食べてくれるというのです。
りょうた君は喜んで自分の分のピーマンをプレゼント。そして次の日もミニりょうた君は食卓に現れ、嫌いな食材を食べてくれます。
それに味を占めていた本物のりょうた君でしたが、今度はだんだんりょうたくんの好きなものまで食べるようになってしまって、ぐんぐん大きくなっていくミニりょうた君。あれ?だんだんどっちがどっちなの・・・?
ちょっとゾッとするお話です。


まず、このりょうたくんの大きな黒い目。まんずこういう黒目の部分が大きく丸く描かれている顏って不気味で私は苦手なのですが・・・。最初の方のページでは、まだミニりょうた君の黒目の中に白く光る部分あるため、生き生きとして可愛らしくも見えます。ですが急にその白い部分がなくなり、生気が感じられなくなるのです。
内容もかなり怖いので、我が家の怖がりさん達に読み聞かせるかどうかかなり悩みました。

ですが大人と子供の感覚はやはり違うようで、まるで自分の事を棚上げし、泣きじゃくるりょうた君を見てあざ笑う長男(5歳)。この年齢ともなるとミニりょうた君が現実には存在するわけないと考えるようです。そういう点では長男はこの絵本にあまり惹き込まれなかったのかな、という気もします。ただもうすぐ3歳になる次男は、衝撃シーンにちょっとびっくり。への字眉になって「こわい・・・」とポツリ。

感想


脅してご飯を食べさせるような内容ですから、個人的にはこれを読み聞かせた直後、次男が今までより夕飯を食べているのを眺めていても、さほど嬉しくは感じなかったです。ですが現実問題、時間がいくら過ぎようとも空っぽにならない子供達の食器を目の前にしているとイライラが爆発しそうな時がありますから、そんな時は大きな声で怒鳴り散らすような脅しよりは、この絵本の台詞を頭に入れておいて静かに語りかける・・・そんな脅しの方がマシだし効果あるかな、とは思いました。

食育。響きは良いけれど・・・


「自然の恵みや、食べ物が食べられるという環境に感謝して、与えられた食べ物を美味しく頂く」それこそが食育であり、子供達に教えるべき事だなんて百も承知ですが、綺麗ごとですからね。
もともと好き嫌いなく食べられる子はそれでいいけれど、そんな生優しい事言ったって食べてくれるのはせいぜい2、3度です。嫌いな物は嫌いなのですから。
庭でトマトを育てようが、椎茸を栽培しようが嬉しそうに収穫するだけして、食べてはくれませんでした。

なので出されたものは嫌いな味でもきちんと食べる。そういった躾やマナーの面でしっかり教育しておきたいという考えの人で、子供の偏食にどうしようもなく悩んでいる人にとっては、かなりお奨めの1冊です。
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