幸せ 愛について考える絵本 おおきな木

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*おおきな木 【作・シェル・シルヴァスタイン】(訳・村上春樹)

内容

1964年に出版されてから今もなお、世代を越えて読み続けられている人気の高い絵本です。

原作のタイトルは

「The Giving Tree」 (与える木)

一本の大きな木が、身を削ってでも愛する少年のために尽くすお話です。

立ち場が変わると感想も変化した

学生の時に一度手にとって読んでみた時は、木と少年を男女の恋愛関係に置き換えて読んでいました。

相手に他に好きな人ができても、いいように使われても、それでも好きだから関われているだけで幸せ

木が少年を想う好きな気持ちが痛々しい程に伝わってきて

読んでいて切なくなりました。

それから何年もの時が経って

子どもを持ち母になってから読み返した時

木は完全に少年の母親になっていました。

少年のためならなんでもする

恋愛とあきらからに違う点は

自己満足とか、相手のためならなんだってしてあげたいとか

そういう次元の話ではなくて

母性というものが備わって本能的にそうなるというか

世の母親なら皆こうするだろうという、無償の愛 と言葉にすると軽々しくなってしまうのですが

こんな気持ちは母親になるまで知らなかった

子ども意外に持つことはないだろう感情が、木によく表されているなと感じました。

損得感情が一切なく、かつ普遍的な愛というのは 「親と子」

それも「親→子」 に対しての感情でしかありえない気がします。

このような感想もまた時を経て年齢を重ね、立場や境遇が変化すればまた変わるのかもしれませんが。

また、周りの男性に感想を聞いてみると、

既婚者も独身も

子持ちも子なしも 皆声を揃えて

「悲しい話」と答えるところも興味深かったです。

主人は「この最後のページの絵に、新しく小さな芽でも出ているなら希望の持てる話なのに・・・」 とも。

まだうちの子どもには早いかな

 

奥深い話なので、あえてまだ読みきかせてはいないのですが

何かの折りにはこの絵本に読んで触れて、知っていて欲しいなと思っている1冊です。
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