鬼の絵本

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「鬼さんくるよ!」効果は抜群だけど・・・?

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いつまでもグズグズな子どもを一瞬で黙らせる事のできるセリフ。
「あ、鬼さんくるよ」

絵本でもたくさん鬼を用いた作品が出版されています。
うちは長男が2歳の節分の日に、リアルな鬼のお面でリアルな鬼を演じたためにトラウマとなってしまったようで、すごい威力を発揮します。
ちょっと気合い入れすぎたかなと反省はしていますが、気持ちとは裏腹に子供も大きくなるにつれ使用頻度が増してしまう、「鬼さんくるよ」。
鬼から電話が無料でかかってくる「鬼アプリ」なんてのもありますね。私は使った事ありませんが。
今回はそんな鬼の絵本をまとめてみました。


*鬼のうで

【赤羽末吉 作・絵】
恐怖レベル ★★★★★

この話の主人公、渡辺綱は鬼退治で有名な四天王の一人。
依然倒したはずの鬼がまだうろついているという噂を聞き、再び退治しにいきます。
見事鬼の腕を切り落とし、証拠として持ち帰る事に。
ですが腕を取られた鬼は、「絶対にその腕を7日以内に取り返しにいく」と宣言していて・・・

有名なお話ですが、やはりぞくっとしますね。腕を切り落とすという行為がまず残酷ですし、また鬼が取り戻しにやって来ると思うと、終始不安しかない。幼稚園児にはとにかく怖いという印象が残るだけで、まだ少し早い気もしますね。


* 地獄

恐怖レベル ★★★★★

「お前は死んだのだ」。突然鬼によって引っ張り込まれた地獄。暗闇の中を進んでいくと、遠くから自分を呼ぶ声が・・・。でもそこにはもう戻れません。泣きながら針の上を歩き、気づけば松の木の生える山の中。吹きすさぶ風は痛くて痛くて、気を失っては起きての繰り返し。
そして有名な三途の川が。谷底には大蛇や鋭い刃の剣。
「あんなことしなければよかった」口々に聞こえてくる後悔のため息。ことあるごとに「生きている時に悪い事をしたからだ」と鬼にたしなめられます。最後にはえんま王からの裁きが・・・

嘘をついた場合、生き物を殺生した場合、告げ口をした場合など、罪によって罰が変わります。この世界では感謝の気持ちが足りなかっただけでもかなりの拷問にあわなければなりませんので、この話をヘラヘラ笑って聞いていられる子はよっぽど大物ではないでしょうか・・・。
絵もかなりグロいです。ちょっと私は子供に読み聞かせる勇気ないです。寝られなくなりそうだし・・・。


*だいくとおにろく

【再話:松居 直・絵:赤羽 末吉 】
恐怖レベル ★★★☆☆

川の流れが速すぎて、何度も壊れてしまう橋がありました。なんとかしてほしいと呼び出された、腕のいい大工さん。
大工さんがどのように橋を架けるか悩んでいると、鬼がやってきました。そして片目をくれるなら橋を架けてくれるといいます。
大工がてきとうに返事をすると、次の日には橋が出来上がっているではありませんか!鬼は橋を架けてやったんだから目玉をくれるように言います。困惑する大工さんに、鬼は自分の名前を当てれば許してくれると言うのですが・・・

鬼よりも人間の方が一枚上手だったお話です。目玉を取られるなんて想像しただけで気持ち悪いけれど、一気に形勢逆転となりスカッとします。


*しょうとのおにたいじ

【再話:稲田和子・川端健生:絵】
恐怖レベル ★★☆☆☆

大切なたまごを奪っていった鬼を退治しようと奮闘するお話。悪い鬼をやっつけにいく話は、昔からある定番ですね。


*まゆと鬼

【作:富安 陽子・絵:降矢 なな】
恐怖レベル ★★☆☆☆

山の中の小さなお家に住んでいる、やまんばとその子供、まゆ。まゆはある時大きな赤鬼に出会います。とっても怖そうな鬼なのに、まゆは天真爛漫に話かけます。お腹を空かした鬼は、まゆを食べてやろうと企みますが・・・?

怖そうな鬼に全く動じないまゆのやりとりが笑えるお話です。読んでいくうちにだんだん鬼が可愛いく見えてきてしまうくらいです。


*おにたのぼうし

【作:あまん きみこ・絵:岩崎 ちひろ 】
恐怖レベル ★☆☆☆☆

節分の日のこと。どこの家でも豆が撒かれているため、おにたは行くところがありません。ところが一軒だけ、豆を撒いていないお家が。
お母さんが床に伏していて、豆まきどころではなかったからです。なんとかしてあげたいと思ったおにたは・・・?

今度はなんとも可愛らしい鬼の登場です。やっている事も全然鬼ではないし、どちらかというと鬼に同情心すら湧いてくるこのお話。有名な「あかおにとあおおに」の話のような、嫌われ鬼が犠牲になって良い行いをするお話です。
岩崎ちひろさんの絵のタッチが、おにたの儚げで切ない感じを一層引き立たせている気がします。


*おにがでた

【作:木村裕一・絵:得田中四郎】
恐怖レベル ☆☆☆☆

全然言うことを聞かないうさぎのみみた。勝手にお外に出ていくと、こわ~い鬼さんが!

しかけ絵本です。勝手なことしてたら鬼さんが出てきてしまったという単純なお話です。鬼の絵も可愛らしいのですが2歳児には怖いようで、うちの子は鬼のページになると、ソファの後ろに隠れていました。


鬼は育児において劇薬!使い方には気を付ける

上記で紹介した「地獄」は、テレビで特集が組まれる程有名な絵本ですから知っている方も多いでしょう。
こんな絵本読み聞かせられたら、純粋な子供達はもう気が気じゃありません。「既にやっちゃってるし・・・」と怯える子や、なんとなく生きずらさを感じてしまう子もいるようです。
放送では泣きじゃくる園児達が映し出されていましたが、これ幼稚園で勝手に読まれたら、私だったら物申してしまうかもしれません。
モンペになるのかな・・・
小学生の中学年ぐらいであれば、「人を苦しめるという事」や「人の死」について考えてみるきっかけに、読んであげてみるのもいいかもしれませんね。
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