昔話を絵本なしで読み聞かせる事の大切さ

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寝つきの悪い子供達に、「寝る前に昔話を語る」という事を一時期していたのですが、恐ろしい描写があったりすると余計に眠れなくなったり、時代背景も当然昔の事ですから現代を生きる子供達にとっては想像するのが難しかったりして、いつのまにか読み聞かせる習慣がなくなっていました。ですがこの度
「昔話絵本を考える」という松岡享子さんの著書を読んで、改めてもっと話を厳選して聞かせてあげるべきなのだと感じました。

*昔話絵本を考える【作・松岡 享子】

この本では主に、昔話「7羽のからす」を画家、ホフマンによって絵本化された事について生じた問題点から、安易に昔話を絵本にしてしまう世の中に警鐘を鳴らすような内容であると、私は理解しました。

昔話を絵本で読み聞かせるデメリット


「昔話を空で語る」という事は、聞き手が情景を自由に思い描く事ができ、主に話の展開に集中して楽しむ事ができる というところに醍醐味があります。

それに対してこの本では、「昔話を絵本で語る」というのは絵によって内容を限定しますし、絵にばかり気がいってしまい話の流れに集中できない、といった問題があると指摘しています。

それはよく分かるのですが、読んだ感想としては、そもそも「7羽のからす」を幼児に空で語る時点で無理があるのではないか という事でした。

7羽のからす あらすじ

(かなりおおかまかです)


7人息子のいる父親の下に待望の娘が誕生するのですが、身体が弱い子でした。心配した父親は、娘に洗礼を受けさせるための水を息子たちに汲みにいかせるのですが、息子達はその水を汲むための壺を割ってしまいます。もう父親に合わせる顔がない、と途方に暮れ、誰も家に帰りたがらない息子達。待つ事にしびれを切らした父親は「あいつらカラスにでもなってしまえ」とつい叫んでしまうのですが、するとなんと本当に息子達、カラスになってしまいどこかへ飛んでいってしまったのです。
大きくなってその事実を知った娘は、兄たちを助けに旅に出かける事になるのです。
最後はハッピーエンドです。

実際はもっともっと細かく、娘が旅に出てからの第2章がメインの話とも言えますから、色んな出来事が起こります。
小指を切り落とすという残酷なシーンもあります。

昔話「7羽のからす」はもっと上の児童向けではないのか


これ4、5歳児に語れるでしょうか。絵なしにさらっと語ったところで、暗くて怖いイメージしか残らないような・・・。「最後はお兄さん達人間に戻れて良かった~」ってなるでしょうか。

私にはちょっと語る勇気ありません。せめて小学校2年生ぐらいにはなっててほしい気がしますね。

口の悪い子に
「感情に任せたり勢いでてきとうな事いうとどんでもない事が起こるかもよ!」なんて教訓にはなるかもしれませんが、幼児には脅しにしかならないような・・・。

この本の内容が「7羽のからす」を絵本化した事に特化して昔話絵本について述べられていたのでこんな感想なのですが、確かにお話をなんでもかんでも絵にして分かりやすくしまえばいいというわけではない、という事はよく分かります。

で、あるならそもそも「絵本」について考えたいのですが、絵本は子供達が読む、あるいは読んでもらうために出されているものですよね。絵は、子供達がお話を理解するための補助となる役割をしているからです。(大人なら今までの経験により自分なりの解釈を頭で勝手にできます。)

そうなると最初に述べたように、想像だけで話の展開を楽しもうと思えば、それなりに理解力がないとできませんから、内容も複雑で絵もない、となれば子供は展開を楽しむどころか話についていけないし、あまり長いと最後まで興味を持って聞いているのかな?と疑問に思うのです。

まとめ


それだけ昔話に限らず言葉だけで話を伝える、というのは難易度の高い事だと思います。
でもそれによって創造力だったり理解力だったり鍛えられるものはたくさんありますよね。

だから私はなるべく幼稚園に通っている子供達には単純明快で分かりやすい昔話であれば、絵よりも自分の言葉で語ってどんどん伝えていきたいな、と思ったのでした。
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