1歳児 頭蓋骨骨折 体験記

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きっと一生忘れられない、忘れてはいけない事をしでかしました。

育児にも少し慣れてきた頃、1歳の息子を横着して片手で抱っこし、もう片方の手にはボールペンを持ち、テレビでやっていた情報をメモ書きしようとした時の事。
息子が突然激しく後ろに反りかえったのです。
一瞬の事で私はそれを支えきれずに、息子はそのまま頭から床に落ちていきました。
そして激しく泣いた後、ふっ・・・と静かになって、眠ってしまったのです。

驚いた私は狂ったように息子の名を何度も叫び身体を揺すりました。
ですが少し目を開けるだけで、またトロンとして眠るのです。

怪我をしている(かもしれない)赤ちゃんに、してはいけない事

・大声を出す

・身体を揺する

骨折の可能性がある幼児に対して、これらが間違った行為であると、後で知りました。
パニックのまま私は主人に電話をかけましたが、主人は落ち着いていて
「そんなマンションの柔らかい床に落としたぐらいで、どうもならないよ」
と大袈裟だと言わんばかり。確かにマンションの床ってクッション性があって、普通の床よりは柔らかくできているのですが、息子の様子を見て尋常ではないと思っている私は、とにかくすぐ帰ってきて病院に連れていってくれるようお願いしました。
***


車の移動中息子は目を覚まし、傷が痛むのか再び泣き始めました。
「泣いたら大丈夫」 という話をどこかで聞いたため、病院に着く頃には私も少し冷静さを取り戻していました。
総合病院で夜の時間外の診察であったため、随分と待ちました。
嫌がる息子を抑えつけ、頭のレントゲンを撮ってもらいます。再び診察を待ち、診察室に入って言われた第一声が

「折れてますね」

でした。

頭の中が真っ白になりました。

(頭蓋骨が、、、折れてる!?)

頭の骨が折れたらどうなるの? この子の脳は? 将来は?

とんでもない事をしてしまった でもこれは現実なんだ・・・

今まで味わったことのない恐怖、不安、自責の念にかられました。

泣きじゃくる私に先生は
「泣かない、泣かない。今日はこのまま入院してもらうけど、何も変化がなければ大丈夫だから。
もし異常が出てもすぐ大学病院に搬送できるよう、てはずは整えておくからね」

私を安心させるために言ってくれているのは分かっていたのですが「異常」とか「大学病院」という単語にまた怖さで震えてきました。
待合室でまた泣き腫らしていると、看護師さんがきて私をぎゅっと抱きしめてくれました。
私は少し驚いたのですが
「大丈夫よ 大丈夫よ」 と少しきつめに抱きしめられていると
なんだか気持が落ち着いてきました。
その時の看護師さんの温もりは、今でも忘れられません。

***


一日入院

1歳なので大部屋はやめた方がいいだろうとの事で、個室になりました。
折れてからの24時間が一番危険らしく
「目の焦点がおかしいと思ったらすぐナースコールして下さいね」
と看護師さんに言われ、また心臓をぎゅっと掴まれるような不安な気持ちに・・・。
ただ部屋に入った時点で、息子はかなり元気を取り戻していました。

主人に着替えを取りにいったん家に帰ってもらい、当然ですが私は一晩付き添う事に。
とにかくずっと子どもの寝顔を見ていました。
翌日、病院でもう一度レントゲンの検査をし、脳内出血などは起こしていなさそうだという事で退院となりました。

頭の骨は一カ月程で自然にくっつくそうです。

心配なら一ヶ月後にレントゲンをもう一度取ってもいいけど、まだ1歳なのでそう何度も放射線を頭に浴びるリスクを考えると、もうそのまま自然治癒を待った方が良いという事でした。

ちなみにこの時の入院費は、4万2000円でした。

「一カ月転んだりしないように、しっかり見張っておいてね」

と先生からは言われましたが、1歳児にそれはなかなか難しい話で、おそらく何度かこける事があったと思いますが、
それから何事もなく、小学生になった今病気一つせず元気に学校へ通っています。

脳に支障が出ていると感じた事も今のところありません。

妹の「一歳の子の骨は若木のようにポキポキ折れやすいらしいよ」という何情報なのかよく分からない言葉にも、随分励まされました。
***


毎日毎日同じ事の繰り返しで、息子との一日は幸せな時間ではあるけれど、あたりまえで退屈で・・・

気分転換に働きにでるのもいいかな~なんて、気軽に考えていた矢先の事でした。
完全に育児に対して気が緩んでいました。

いつも見ている息子の笑顔も泣き顔も、あたりまえじゃない。
そんな事を思い知らされた出来事でしたが、今不安になっている方の参考に少しでもなればと、記事にしてみました。
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